大分県内で22店舗を展開している永冨調剤薬局。
本日は永冨調剤薬局 富士見が丘店 管理薬剤師の安部先生にお話を伺いました。(以下敬称略)
お話を伺った、永冨調剤薬局 富士見が丘店 管理薬剤師 安部様
―まずは店舗の概要についてお聞かせください。
安部 永冨調剤薬局 富士見ヶ丘店では、1カ月に約150の医療機関の処方箋を受付けており、処方箋応需数は1カ月あたり多い時で約2000枚、ほぼすべての診療科の処方箋を応需しています。
―店舗づくりやサービス向上のために行なっている取り組みがあれば教えてください。
安部 会社全体で接遇に力を入れているので、接遇に関してはとても自信があります。一例ですが、処方箋の受付に時間がかかる時は、患者さんから不安の声が上がる前にあらかじめその旨を伝えています。
おかげさまで接遇に関して好評で、当店を気に入って来てくださるようになった方も増えました。
また、当店舗には管理栄養士が勤務しています。薬だけではなく生活面・食事面でのアプローチもすごく大事ですので、栄養指導が必要な方には、服薬指導と並行して管理栄養士と連携を取っています。
栄養指導でお渡しする手作りレシピ。
管理栄養士が考案し、ご希望の方には作り方も指導しています。
―OTC販売に力を入れているとお伺いしていますが、工夫されているポイントはございますか?
安部 月の売り上げの目標金額を設定してOTCがどれだけ売れているかを意識していることと、販促キャンペーンを行い、どういう商品を入れようか、流行りの商品や新製品など、その季節に合った商品を皆で話して決める店舗ミーティングという時間を設けています。
また、土地柄、近隣に量販店が少ないため富士見が丘店はOTCの販売スペースを普通の調剤薬局より広くとっています。商品もドラッグストアほどではありませんが調剤薬局としては幅広く置いています。医療面や介護面に関する商品の取り扱いにおいても一通りそろっていると思います。
―その他、服薬指導中などにお話を聞いてOTCをおすすめすることもありますか?
安部
患者さんからの薬の聞き取りの際にOTCで改善できそうなものがあれば、「こういうのもありますよ」とお話しすることはあります。
今後は、そういった対応などを通じて処方薬だけでなく、OTCもメインで買いに来る方の数を増やすことに加え、来店された方がついでにこれも買おうと思えるような商品の選定に注力していきたいです。
富士見が丘店のOTCは、OTC医薬品や介護用品、衛生材料、健康食品 合わせて約800品目置いてあります。
月1回どのような商品を入れるか店舗ミーティングを行っています。
―最後に、店舗全体の取り組みとして今後やっていきたいことや目標はございますか?
安部 現在、コロナ禍で実施できていないのですが、「健康フェア」と「歩こう会」という地域の方を集めたイベントやウォーキングを再開したいです。普段薬局を利用していない人も口コミで参加してくれていたので、地域の方との交流を持つことができて、より地域に根付いた薬局になれていると実感できるイベントでした。コロナが落ち着いたらもっと増やしていきたいと思います。
写真は、「歩こう会」の様子。
月1回開催し、店舗周辺を2~3㎞ウォーキングします。
(※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、各種イベントは現在開催を見合わせております。)
地域の人々に信頼され、愛される「地域薬局」を目指して様々な工夫をされている永冨調剤薬局 富士見が丘店を今回は取材させて頂きました。ご協力ありがとうございました。
Activeプラス 編集部