2024年3月28日・29日に、河淳株式会社・メディカル事業部による「春の商談会」が開催されました。
調剤薬局向けショールームで行われたこの商談会では、薬局向けの陳列什器・販促備品を活用した売り場提案を体感して頂くことができます。
今回は以前も取材に協力頂いた、河淳株式会社メディカル事業部 調剤薬局営業 プロジェクトリーダー 兵頭健太郎様(以下、敬称略)に改めてお話を伺いました。
メディカル事業部 調剤薬局営業 プロジェクトリーダー兵頭様
-今回開催されたイベントについて伺ってもよろしいでしょうか。
兵頭 第3回目の商談会として今回の「春の商談会」を開催させて頂きました。
協賛企業としては森永乳業クリニコ株式会社様とキッコーマンこころダイニング株式会社様の他に、初参加の企業として白鶴酒造株式会社、勝山ネクステージ株式会社様、株式会社アイリスファーマ様にご参加いただいております。
初参加となったアイリスファーマ様のブース
-ご来場されているのはどのような方々が多いですか。
兵頭 今回は35企業から80名の参加を頂くことができました。
来場している方々の職種は管理栄養士様や、医療事務様、エリアマネージャー様といった方々が多かったですね。
中でも女性のスタッフに多くご来場いただいております。
受付周りに展示された数多くの商品
-今回の研修会の特徴などはございますか。
兵頭 2024年6月の調剤報酬改定に伴い、48薬効群の医薬品のための売り場什器をみたいという声を頂くことが多かったです。
またそれに伴い、セルフメディケーションの売り場を強化していきたいということでお越し頂いている企業の方々も多数いらっしゃいました。
セルフメディケーションの分野全体を強化したいというニーズを感じているので、協賛メーカー様の商品を魅力的な形で展示しております。
この商談会では、薬局向けの陳列什器・販促備品を活用した売り場提案を体感して頂くことだけではなく、協賛企業様と薬局様とをつなぐビジネスの場としてご参加いただいた方々に貢献できたと存じます。
-今回も様々な分野の商品が陳列されていますね。
兵頭 ショールーム内で陳列している商品のテーマとしては糖質制限やフレイル対策、キッズヘルスケアなど多数の分野があり、テーマに応じたゾーンを用意しました。
商品をなんとなく陳列しているような現状をお持ちの薬局に対して、テーマごとに際立たせた「薬局の課題解決に繋げていく売り場づくり」を今回のショールームで体験して頂くことができたのではないかと思います。
テーマがわかりやすい売り場を体感していただけるショールーム
-実際に参考となる売り場を体感できるのは、すぐに活かせる貴重な経験となりそうですね
兵頭 以前ご参加いただき、実際に什器を導入いただいた店舗からはよい評価を頂くことができました。
-薬局の売り場における商品選定にも関わったのでしょうか。
兵頭 直接は関わりませんでしたが、弊社のショールームにて知っていただいたメーカーの商品を取り入れたりしていたようです。
メーカーの方から直接説明を受けた商品を導入して頂いたりしていたので、この商談会が薬局における良い売り場づくりに貢献できているようで嬉しいですね。
薬局が求められている役割は以前よりも増えてきております。
薬局で働く薬剤師をはじめとした専門家の皆様にとって、売り場づくりというのは慣れない業務かもしれませんが、売り場づくりの専門メーカーが示す実例を直接体感することは課題解決につながる貴重な体験となっているのではないでしょうか。
専門家同士の協力によって作られた薬局の売り場が、地域に貢献できる力は決して小さくないはずです。
地域の健康を支える拠点としての薬局の活躍に、今後も期待していきたいです。
Activeプラス編集部